自然とミス、フランスとオートクチュールの三属性
こうした概念の範疇にハードやソフトの両面で調査研究することを指すが その範囲は地域や都市、社会基盤から建築、ランドスケープ、インテリアなどの場所、空間などが含まれ、対象は家具などから、山野の自然、農山村、広場、公園などの地域対象そのものおよび相互の関係性を理解分析しデザインすることである。そして地図等で土地のもつ特徴を全体的に理解し、マスタープランを通じて一定の広がりをもつ地域の計画・設計立案を行うこと、地区の課題を分析し、計画を導くこと、自然資源をいかした生活基盤整備(風力発電、太陽光発電等)、都市緑化、自然保全などによる都市と自然との調和を保つこと、文化、歴史、自然資源と観光、都市機能拡大等の地域間開発の調和をとること、地域、都心、街区等の景観形成を行うこと、個々の建築や空間の外装、内装をデザインするなどである。また、人の技術醸成、教育も環境デザインの範疇であり、計画のマネジメント・プロデュースを行うことも含まれる。個別のデザインに留まることなく、それを取り巻く周辺環境にも考慮する点が特徴である。
人間工学は人間が関わる全てのものに影響を与える工学である。人間の身体的、生理学的側面のみならず、心理学的側面に対する探求も含まれる。労働中に発生した事故を検証し、それが使用した器具の単純な設計ミスなのか、それとも人間の認識や認知の問題にあるか分析し、そして再発をどのようにして防ぐかという問題も人間工学の学問で研究する範囲にある。例えば、医療ミスの1つである輸血ミスを防ぐためには、研修を定期的に行い注意を徹底するというのが従来の対策であった。しかし、人間工学を取り入れることで、文字を大きくし、血液型ごとに違う色のシールを貼り付けた袋を使うなど、注意力が低下している時でも間違わないような対策が採られるようになってきている。ただし、産業における安全性や事故に対する防止や保全等においては別に安全工学といわれる分野もある。詳しくは安全工学を参照されたい。
アール・ヌーヴォーという言葉はパリの美術商、サミュエル・ビングの店の名前から一般化した。この言葉で狭義にベル・エポックのフランスの装飾美術を指す場合と、広義にアーツ・アンド・クラフツ以降、世紀末美術、ガウディの建築までを含めた各国の傾向を総称する場合とがある。国によって次のようにも呼ばれているが、これらの様式の大部分にはそれほど大きな違いはない―― 「ティファニー」(アメリカ合衆国。ルイス・カムフォート・ティファニーの名による)、「ユーゲント・シュティール(ドイツ。雑誌『ユーゲント』から)、「ウィーン分離派」(オーストリア)、「ネーウェ・クンスト」(オランダ)、「スティレ・リベルティ」(イタリア。リバティ百貨店から)、「モデルニスモ」(スペイン)、「スティル・サパン」(スイス)、「スティル・モデルヌ」(ロシア)、「モダン・スタイル」(イギリス)など。フランスでは、アール・ヌーヴォーは批判者からは、特徴的なアラベスクなフォルムから「ヌーイ様式」(麺類様式)、またエクトール・ギマールにより1900年に実現されたパリ地下鉄のこの様式の出入口から「メトロ様式」などとも呼ばれた。
フランス語で「特注の仕立て服」のこと。いわゆるオーダーメイドであるが、ファッション業界内では通常、「サンディカ」と呼ばれるパリの高級服専門の組合に所属している店の商品のことをいう。また、パリとローマで1月と7月に開催されている「オートクチュール・コレクション」は、サンディカに所属するメンバーと、その他の少数のメゾンにしか発表が許されていないファッションショーである。
色の見えは光源や物体によって変化するが、色味とその濃淡(鮮やかさ)や明暗を具えている点で共通する。これは、色相、彩度、明度と呼ばれる。色相、彩度、明度、合わせて色の三属性と呼ぶ。白や灰色、黒のグレースケールは、明度で区別され、色相を含まず彩度が0である。このような色を無彩色と呼ぶ。グレースケール以外の色は三属性すべてを持つ有彩色である。しかしながら実際には、白や黒、グレーであってもふつう幾らかの彩度を示すので、いわゆる白や黒、グレーを色の三属性を一つしか持たない色とするのは不適切である。