自然とグラフィック・アート、宝飾と木炭の明度

こうした概念の範疇にハードやソフトの両面で調査研究することを指すが その範囲は地域や都市、社会基盤から建築、ランドスケープ、インテリアなどの場所、空間などが含まれ、対象は家具などから、山野の自然、農山村、広場、公園などの地域対象そのものおよび相互の関係性を理解分析しデザインすることである。そして地図等で土地のもつ特徴を全体的に理解し、マスタープランを通じて一定の広がりをもつ地域の計画・設計立案を行うこと、地区の課題を分析し、計画を導くこと、自然資源をいかした生活基盤整備(風力発電、太陽光発電等)、都市緑化、自然保全などによる都市と自然との調和を保つこと、文化、歴史、自然資源と観光、都市機能拡大等の地域間開発の調和をとること、地域、都心、街区等の景観形成を行うこと、個々の建築や空間の外装、内装をデザインするなどである。また、人の技術醸成、教育も環境デザインの範疇であり、計画のマネジメント・プロデュースを行うことも含まれる。個別のデザインに留まることなく、それを取り巻く周辺環境にも考慮する点が特徴である。

本の表紙から雑誌の挿絵まで、宣伝ポスターから装飾パネルまで、新聞のタイポグラフィから絵はがきまで、ありとあらゆるところにアール・ヌーヴォーはその足跡を残した。グラフィックデザインやイラストレーションに属するこれらの領域に専心した数多くの者たちの中でも、最も大きな影響力があったのは間違いなくチェコのアルフォンス・ミュシャであり、1895年1月1日にパリの街頭に貼り出されたヴィクトリアン・サルドゥの演劇『Gismonda』のポスターは一夜にしてセンセーションを巻き起こした。これらの作品は、ほとんどの場合で女性を中央に据え、自然の要素からなるアラベスクで取り囲んだ繊細なデザインで世界的な評判を獲得した。主に商業的な性質の作品で用いられたこのスタイルは当時のイラストレーターたちに広く模倣された。オーブリー・ビアズリーが最も独創的なアール・ヌーヴォーの芸術家の1人として挙げられる。ビアズリー独特の白黒イラストレーションは、挿画の対象に選んだ主題が不遜なもので論争を引き起こしたにも関わらず同時代人の賞賛を浴びた。その他の著名なポスター作家としてチャールズ・レニー・マッキントッシュ(アーツ・アンド・クラフツ運動の一員であった)、アンリ・プリヴァ=リヴモン、コロマン・モーザー、フランツ・フォン・シュトゥックなどが挙げられる。

自然を主要な着想源としたアール・ヌーヴォーは宝飾芸術にも新たな命を吹き込んだ。この革新は琺瑯細工やオパールやその他の半貴石のような新しい素材での職人芸によって成し遂げられた。日本美術への関心の広がりや各種の金属加工技術への高まる情熱が新しい芸術的なアプローチや装飾の主題に大きな役割を演じた。18・19世紀には、宝飾は貴石、特にダイヤモンドに集中していた。宝飾工の主要な関心は宝石を輝かせるために取り付ける枠を作ることにあった。アール・ヌーヴォーの到来により、芸術的なデザインの概念に動機付けられ、嵌め込まれる宝石にはもはや装身具の中核的な重要性を置かない新しいタイプの宝飾が日の目を見た。パリとブリュッセルの宝飾工たちがこの急変の主導者となり、彼らの吹き込んだ新しい息吹はアール・ヌーヴォー様式の高い評判となって現れた。宝飾芸術は根源的な変容を経験し、その中心となったのは宝飾工でありガラス職人であったルネ・ラリックであったというのが現代フランスの批評家たちの一致した見解である。ラリックはその作品において、日本美術の意匠に着想を得て蜻蛉や草といったあまり慣習的でなかった要素を取り入れることでレパートリーを増し自然をさらに輝かせた。宝飾工たちはこの新しい様式を伝統に組み入れ、ルネサンスの、特に七宝と彫刻を解こした装身具から着想を汲み他と一線を画そうと望んだ。七宝を施した作品の多くにおいて宝石は主役の座を譲り、ダイヤモンドも造形したガラス・象牙・角といったそれまであまり一般的でなかった素材と組み合わせての副次的な役割に格下げされた。宝飾工という職業の認識も変化し、その作品性のためもはや職人ではなく芸術家であると考えられるようになった。

木炭デッサンとは木炭(ヤナギやクワなどを燃焼させて硬質に炭化させたもの)と、木炭紙という特有の凹凸を具えた紙を使用する。木炭デッサン用木炭は、木材の種類や産地・仕上げの状態で品質の差(色・太さ・堅さ・密度)が出やすい。そのため、求める質感や色味を出すために、数種類の木炭を使う場合もある。伊研が大手筋であり、ヤナギ、高熱ヤナギ、ミズキ、クワがよく使われる。デッサン用木炭には木材の芯がそのまま残っているものがあり、スポンジ状の芯が描画の際に邪魔になることがある。この芯を予め取り除くことを芯抜きと云う。 描画が全て済んだ場合、フィキサチーフ(定着液)で木炭を固定させる必要がある。

明度は色の明るさを意味する。明度の高低は、物体の反射率との相関性が高い。光の明暗に関して、明るさ(brightness、luminousity)があるが同様の知覚内容を指していると言える。

http://k1g.ifdef.jp/andromeda/6.html