環境とミス、色相と色相のパリ
環境デザインは、人間が作り出した環境と、使用者である人間との関係性に立脚した計画、計画行為と解釈され、人と人を取り巻く自然、人と人の関係が含まれる。その認知には環境によって影響を受けるアフォーダンス(affordance)の概念がある。したがって、高速道路建設や河川整備など社会資本整備そのものなどについては、環境デザインという名称は用いられない。官公庁等が文化財跡地や公園緑地等を整備する際の事業名称においては「環境整備」などの名称が、「環境復元」が、国立公園等の整備は「森林保全」「森林保護」など、農業土木分野では「農村環境整備」「農村風景整備」等の名称が用いられ、デザインという語は表出しない。
人間工学は人間が関わる全てのものに影響を与える工学である。人間の身体的、生理学的側面のみならず、心理学的側面に対する探求も含まれる。労働中に発生した事故を検証し、それが使用した器具の単純な設計ミスなのか、それとも人間の認識や認知の問題にあるか分析し、そして再発をどのようにして防ぐかという問題も人間工学の学問で研究する範囲にある。例えば、医療ミスの1つである輸血ミスを防ぐためには、研修を定期的に行い注意を徹底するというのが従来の対策であった。しかし、人間工学を取り入れることで、文字を大きくし、血液型ごとに違う色のシールを貼り付けた袋を使うなど、注意力が低下している時でも間違わないような対策が採られるようになってきている。ただし、産業における安全性や事故に対する防止や保全等においては別に安全工学といわれる分野もある。詳しくは安全工学を参照されたい。
色相は赤、黄、緑、青といった色の様相の相違である。特定の波長が際立っていることによる変化であり、際立った波長の範囲によって、定性的に記述できる。ただし、常に同じ波長が同じ色に見える訳ではない。この総体を順序立てて円環にして並べたものを色相環(hue circle)と言う。
色相は赤、黄、緑、青といった色の様相の相違である。特定の波長が際立っていることによる変化であり、際立った波長の範囲によって、定性的に記述できる。ただし、常に同じ波長が同じ色に見える訳ではない。この総体を順序立てて円環にして並べたものを色相環(hue circle)と言う。
アール・ヌーヴォーはパリの無数の建物に影響を与えたのは勿論、ヴァル=ド=マルヌやエソンヌやセーヌ=サン=ドニといったパリ近郊を散歩するとよく目にする、大半が20世紀初頭に建造された珪石造の数多くの古い別荘にも非常に大きな影響を与えている。錬鉄の大胆な使用、煉瓦と陶器による装飾、切妻と時として小塔がこれらの特徴となっている。こうした郊外でフランスの建築家たちは、アカデミズムとは対照的に総体的なものであろうとしたアール・ヌーヴォーが端緒となった新しい素材と新しい様式を実験したのである。第一次世界大戦を境に、様式化が進みコスト高でもあったアール・ヌーヴォーのデザインは、流線型で直進的であり安価に製造できる、ラフで簡素で工業的な美意識に忠実であると考えられたモダニズム的なデザインへと変化して行った。アール・デコである(1920-1940)。